いつ終わるのか、絶不調

■10月28日土曜日に実姉から連絡があった。急病とのこと。それで月曜日に実姉が担うはずだったことを私が担わねばならなくなった。

 実父母を病院に連れていかねばならない。定期的な診察だ。それでも最低でも小一時間は当たり前にかかるので、ほぼ半日、もしくはそれ以上の時間がかかることであるため、仕事を休まねばならない。早ければ午前休で対応できるが可能性としてはほぼ全休が見込まれる。

 平日は実姉が、そして土日などの休日は私が両親の介護に関することを担っているが介護サービスの契約とか施設との連絡などの主たる窓口の立場は基本的に実姉が担ってくれているので正直なところ実姉がダウンするととても困る。逆に私は私で両親の確定申告等を担当しているので私がダウンしてしまったりするとその際は姉が困ってしまう。つまり姉弟の二人で両親の介護に関することをやっているのだが、やはり私がフルタイムで正社員で働いているので平日はパートなりで働いている実姉ほどに時間の融通は利きにくい。平日に私が両親の介護を担わねばならなくなった場合は通常は早い段階で職場にて諸々の根回しをするのだが、今回のように急に話が舞い込むと、けっこう気を揉んでしまう。

 とは言え今回は実姉が病気でダウンしてしまったのだから仕方がない。私以外に担えるものはいないのだ。(私の連れ合いがいるではないかと思われるだろうが、連れ合いは連れ合いで自分の父の介護に関わっているから、いくら嫁さんという立場であってもそれ以上に負担を強いることはできない。義姉の旦那さんについてもやっぱりそうなのである。)

 前日の早い時間に会社のウェブ上の連絡版に要旨を書き一旦午前休を申請。あわよくば午後からテレワークできないかと思った。

 当日、朝からバタバタの連続。

 詳細はここでは非公開なので書かないが、当日にやらねばならないことがすべて終わったのが午後3時前。

 体も精神もクタクタ……。

 どうして高齢者たちはあんなに我が強いのか? 

 いや、どうしてそんな我が強い人間になってしまったのか?

 今に始まったことではなく、これまでもその度にそうだったのだが、本当にストレスが溜まる。仕事でもストレスが溜まりまくっているのに、こういうことで更にストレスが上積みされると、もう正直言って変な考えが頭を過るようになる。

 ぶっちゃけ、

「オマエらもうさっさと×××に行きさらせ!」

「アンタ今自分が何歳や思てんの? ほんでいったい何歳まで生きるつもりでおるねん!」

「話聞いていたら150歳くらいまで生きるつもりでおるんか? その前に俺が××に行ってしまうけど、そのあと誰がアンタらの面倒みるん?

などなど……。

 自分の親に対して言うことじゃないっていうことは重々承知。だが現実は美辞麗句には程遠い世界。

 ただただ穏やかに過ごしていきたい。高齢になった両親の面倒については、もちろん義務なんてもんじゃないけど、できるだけのことはしてあげたい。それゆえ介護される側もする側も穏やかに過ごせればって思うのだけれど、でもそれはほぼ理想であって現実は下手すりゃ修羅場。高齢になればなっていくほど周りへの気遣いも減りどんどん我が強くなっていく老人たち。それもやっぱり加齢による病気みたいなものなのだろうか。それを考えると自分もいつかそんなふうになって娘を苦しませてしまうのだろうか。

 本当にこの日はくたびれてしまった。

 最近、こんなふうにくたびれてしまって、精神的に落ち込んでしまう日が増えた。

 やっぱり絶不調はまだ終わっていない。



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