今年は色々荒れるのだろうか

 ■とうとうこういう日が来てしまった。

 この時期になると当期の反省だとか来期に向けた目標設定だとか意気込みなどと話し合う評価面談のようなものが企業で行われることが多いと思うが、勤務先でも先日その類が行われ、ご多分に漏れずの私に対してもそれが行われた。

 相手は社長。零細企業なので役職なんてものは経営者に「社長」という肩書があるだけで、以外は皆役職上は平社員。業務上実質的なリーダーはいるので、まあその社員が業務上での実質的な上司になるのだが、今回のような評価面談では、その実質的な上司はまったく立ち会うことなく社長とのみ行う。

 おそらく社長は私と評価面談をする前に実質的な上司と打ち合わせを兼ねた面談をして末端社員のことを聞いているのだろう。でなきゃ評価面談なんてできないものね。もちろん私のことも聞いたみたいで、それでとうとう言われちゃいました。

 来期から段階的に給料下げて行くって。

 前述の実質的上司からマイナス評価の報告があったんでしょうな。それで今の給与に働きが見合ってないって判断したんでしょう。

 確かに元々は今のような作業員的な立場じゃなくて、リーダー的な立場であれこれこなすということで転職してやってきたのだけれど、途中で社外駐在の立場から自社に戻ったら、何か知らんけど一プログラマーというか一作業員みたいな形になり、次から次に降って湧いてくる開発を担うのが主な仕事になった。別に自分が望んでそうなったわけでなく、当時の状況において社長がそう判断したからだ。私としてはやりたくない仕事ではなかったし年齢的な衰えを鑑みると、もうリーダー的な立場よりは一作業員として「縁の下の力持ち」で貢献するしかないと思い、特に不平を言うこともせずに素直にそれを受け入れて今に至るのだけれど、それが今になってこんな扱いとなるとはね……。

 自分でも自覚はしていたんですよ。明らかに作業スピードは遅くなっているし生産性も良くない。若い人が1日でできることを2日かかったってこともある。だからいつかこういう日が来るかなぁと思いつつ、定年までのあと3年ちょいを何とかだましだましででもやって行けないかなぁって感じで今までやってきたんだけど、こういうことになるのって本当にいきなりと言うか唐突なのだよね。面談自体もその日にいきなり「一時間後くらいにできないか?」ってチャットツールで打診がきて、「大丈夫ですよ」って返答したら、その1時間半後に始まって最初の議題がこれだったのだが、結局主な話はそれに関わるマイナス評価ばかり。確かにマイナス面が多かったのは認めるが貢献した部分だってそれなりにあったはず。ダメなところをマイナス評価されるのは仕方がないにしても、それでプラス面をなかったことのようにされるのも何だか腑に落ちない。ちょっとくらいの労いの言葉くらいあってもいいのではないかと思いながら社長の話を聞き続けた。

 ちなみにチャット上での面談でお互いカメラ無し。

 声だけのやり取りでこのような話に終始されると気分は最悪。途中で「何だかなぁ……」って気持ちになっていました。

 さてこれからどうしようか。とりあえず立場はまだ正社員のままみたいだから、まっしなのかなぁ。世間じゃ60歳定年でその後は再雇用されても嘱託扱いみたく給料は激減して賞与も無しになるっていうケースが多いみたいだからね。いやでもそもそもの給与が高くないし賞与も出ない会社だから似たようなものか、もしくはそれ以下だろう。だって社員数一桁の、福利厚生なんて皆無の零細企業だからねぇ。

 たぶん、これからどんどん追い詰めてくるんでしょうなぁ。定年までに毎年数万円ずつダウンってことだけど、いずれそれまでに最悪はクビとか自主退職させるような形に持っていこうとするつもりじゃないのかなぁ? 

 以前も書いたが中小零細っていうのは、こういうのって本当にシビアというか薄情なのだよね。少人数だから助け合おうっていうような雰囲気を演出しているところが多いと思うけど、使い物にならなくなった時は何を主張しても本当にけんもほろろだからねぇ。それまでの実績なんて全然関係ないんだもの。今ダメでこれからもダメって判断されたら簡単に切られる。経験済だからね。

 ああ、まだまだ色々な借金の支払いがわんさと残っているのになぁ。どうしようかなぁ。

 この件は何か動きがあれば、その都度ここにあげていきます。

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