コロナ、しつこし……

 ■今朝起きて体温を測ったところ、36度代であった。夜中の3時頃に若干の苦しさを感じて、医者で処方されたロキソニン60mgではなく市販のロキソニンプレミアムという錠剤を説明書に従って2錠服んだ。どうも医者に処方してもらったロキソニンよりも、こっちの方が断然効きが良かったようだ。医者に行く前はこれを服んでいたのだが医者に行って処方してもらえた薬だからそちらを信用して服んだのだが、何かあまり効果を感じられなかった。こんなことなら医者の処方は不要で市販薬を服んでいた方が治りが早かったのではないだろうか。

 けっこう早く収束しそうだと、この時は思った。感染元の実父などは結局微熱レベルで済み、今はもうほぼ快方に近いらしい。しかし私は熱が40度近くまで上がった。やはりこれはワクチンをきちんと最後まで打った人間と、途中で「もうええやろう」とサボった人間との違いなのであろうか。

 まあそれでも市販薬を服んで必死に養生したら2日くらいで収束に向かい始めたのだから、まあいいかと思った。まだ少し体がフワフワしていたがテレワークであるからして仕事をするには支障はないだろうと思い、2日ぶりに仕事に復帰した。

 しかし考えは甘かった。

 コロナ、侮るべからず……。

 昼前になって体調が怪しくなってきた。

 何だかしんどい。そして咳もまた出始めた。喉の咳というよりも胸か肺を揺るがす類の咳だ。「ゴホゴホッ」と咳き込む度に意識が刹那的に飛ぶ。

 これはやはりダメかしら、と思っていたらリーダーから連絡あり。体の具合はどうかと訊いてくる。そして「ヤバそうならさっきお願いした作業を別の人に振るけど……」と言ってきた。私は「この人、予防線を張りたいんだろうなあ~」と思いつつ、さてどう答えたらよいか思案した。迂闊に「大丈夫です」と言って、しかしやっぱり後になって「ダメです」というのはアウトである。ただでさえ信用のない健康不安ジジイに成り下がっている今の身では、これ以上信用を無くすようなことをすると進退問題に発展しそうな気配を感じる。ここは「あなたのリスク管理が的確でした!」と思わせる効果も考え、素直に彼の予防線(もしくはリスク管理)に乗っかることにして、「実はちょっとヤバそうな気配です」と答えた。するとあっさり「無理しないでくださいね。XXくんに振りますから」とのこと。

 やっぱり鼻っから予防線を張るつもりで訊いてきたんだろうな。まあいいや。仕方がない。私でもそうしただろう。過去の自分を鑑みてもそうだ。

 ただ実際に本当に体調が怪しくなってきていたのは事実だったので、今回は言われるがままにしたことはベストな選択だった。結局夕方に私は早退してしまったからねぇ。

 それにしてもコロナってしつこい。

 現在19時だが熱はさほど上がっていないものの喉がかなり痛い。周りの感染経験者の話によると、3日間ほどで熱は引いていくが喉の痛みや咳はその後も続き、完全になくなるまでに1カ月くらいかかったらしい。それを考えると憂鬱だ。ちなみに今週末は3連休。天気予報を見るに結構気温が高めらしい。先週の日曜日に連れ合いと来週の連休のどこかで門戸厄神さんに行こうかと話していたのだが、今の私の状況だと雲行きが結構あやしい。熱が下がらないと外には出れない。自宅にいてもずっと隔離されている状態で連れ合いなんかは、もう私自身をコロナウィルスとでも見做しているような扱いである。できれば明日金曜日中にはロキソニンを服まなくても「熱は平熱のまま」という状態にせめてなって欲しいのだが、さてどうなることでありましょうや?

 しかしまあ今頃かかるくらいなら(不謹慎だろうが)コロナがまだ第5類にならないうちに感染していた方が良かったような気がする。理由は医療費である。今や第5類であるので基本的に医療費は(もちろん保険が使えるが)3割自己負担。しかし第5類になる前は基本的にいろいろなものに関して公費で賄われていたし、医療保険に入っていたら、ものによっては自宅隔離であっても入院扱いとされて入院日額が保険会社から支給されていたとか。しかし今はそんな支給は全然ない。

 おかしなものだ。第5類扱いになったからってコロナウィルスが弱まったわけではないし、ワクチン接種も24年4月以降は公費支援の対象が65歳以上の高齢者らに絞られて64歳以下である私は任意接種で原則自己負担7000円なので、そんな高い金を払う余裕などないから無ワクチンで体は結果的にウィルスに対して弱体化しているのに、なのに己で何とかしろってか!? 何だか変じゃないって思うのは私だけなのでありましょうや?

 明日はできれば何とか仕事ができる状態にまで快復してくれまいか……。



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