綾部方面へツーリング

 ■4月14日(日)午前3時半頃に咳き込んで目が覚めた。この時まだアレルギー性鼻炎が完治していなかった。そのため夜中に鼻やら喉の不調で目が覚めることが多い。今回の場合はさほど大した事ではなかったのでトイレに行って鼻をかんだ後、再び布団に潜り込むとすぐにまた寝落ちした。しかしその後は変な夢を見つつ何度も身が覚めてしまい熟睡には至らず。

 午前7時前に完全に目が覚めてしまったので起床。連れ合いを起こさないように出発の準備をする。

 午前7時半頃に出発。上に何を羽織っていくか最後まで悩んだのだが、天気予報によると気温が昼前には20℃を超えて今日は夏日になる可能性が高いということで結局ジーンズ生地のシャツを着て、その上にハーフメッシュジャケットを羽織った。下は買ったばかりのジーパンタイプのライダーパンツだ。しかし出発して早々に「寒い!」と思った。やはりまだ寒暖差があったからこの時間の気温は低い。おそらく普通に歩く分にはたいしたことはないのであろうが、バイクに乗って時速60Kmくらいで走っていると体に当たる空気はまだまだ冷たいから老体にはちょっときつい。

 さてどうしようかと悩む。今から走る道は例によって山間のワインディングロードと快走路が中心。気温はまだ低いままだ。しかし結局「戻るのが面倒くさい」という気持ちが勝ち、そのまま突き進んだ。

 午前8時40分頃に「道の駅スプリングスひよし」に到着。この時間で結構な数のバイクがとまっていた。やはりツーリングの季節になったのだと思った。ここでトイレ、そして念のために熱中症対策として水分を補給。

※写っていませんがそこそこの数の車やバイクが来ておりました。

 次に「道の駅和」に向かい、午前9時半頃に到着。ここではバイクは十台程度。

 トイレを済ませてバイク置き場に戻ってきたら自分のレブルの横にけっこうなカスタムを施したレブルがとまっていた。うまく表現できないが強いて言うならばハーレー風である。きっとカスタム費用は結構な額になったであろう。そして横に立っていたオーナーも、いかにもそういうのが好きそうな格好をした、明らかに私よりも年上のジイさんだった。それで同じ車種だがほぼノーマルのレブルで、かつ大した格好をしていない自分が近づいたら(勝手な決めつけで申し訳なかったのだけれど)変にマウントを取られ兼ねないような気がしたので、そのジイさんが立ち去るまでちょっと離れたところにある長椅子に座っていた。

 さて次に目指すは「舞鶴赤レンガパーク」であるが、ここで懸念が生じた。今日は前にも増してツーリング日和だ。それはすなわち一般の人にとっては「行楽日和」ということ。山間部のワインディングロード中心の道だから渋滞はなかったのだが市街地に行けばどうだろうと思った。昔、車で何度も通ったことがあるのだが舞鶴に入るとほぼ市街地なので交通量はけっこう多い。数年前に連れ合いと娘との3人で車に乗って「道の駅舞鶴港とれとれセンター」に行った際は渋滞で難儀した。今日はこの快晴。市街地に入ると色々なところで渋滞しているだろう。舞鶴赤レンガパークに向かう道なんて格好の渋滞道路と化していないだろうか?

 熟考の末、舞鶴赤レンガパークに行くことは断念。やはり渋滞に巻き込まれて時間を大幅にロスするのはジジイの日帰りソロツーリングにおいては避けたい事案。今回は先月のリベンジツーリングと思っていたが覚悟が足りなかった。それを素直に認めて綾部で国道173号に入って自宅方面を目指した。

 綾部から国道173号に入って走るのは二十年ぶりくらいだ。娘が中学生になるまでは毎年のように夏になると車中泊で福井県の高浜町辺りまで海水浴に来ていて、その帰りはいつもこのルートだった。このルートは海水浴シーズンになっても渋滞することはない快走路で車で走るのも気持ち良かったのだけれど、バイクで走ってみると車以上に気持ちが良かった。

 途中で尿意を催したので午前10時40分頃に和田にあったローソンに立ち寄ってトイレ休憩。

 ※写真を撮ったが何の変哲もないローソンだったので掲載はやめます。

 お礼の気持ちで缶コーヒーを購入して飲む。ここにも数台のバイクがとまっていた。

 再び国道173号に入ったのだが、10分と経たないうちにまた尿意が発生。いつもはこんなに尿意を催すことがないのだけれど、どうやら先ほど飲んだ缶コーヒーによるものっぽい。最近缶コーヒーを飲むと30分後くらいにいきなり尿意を催すことが多くなった。老体になると膀胱がカフェインに弱くなるのであろうか? ただ先ほどの尿意と比べると、さほど激しくはなかったので我慢して走り続けた。そして「道の駅 能勢(くりの郷)」でトイレに行こうと思ったのだが実際に到着すると駐車場に入ろうとする車で渋滞。(ここは駐車場が狭いのだ。)これはダメだと思い早々に先に進む。ここまで来たのならもう少し走って一庫ダムの方に行って「一庫ダム公園」(だったか?)のトイレに行こうと決めた。


 午前11時50分頃に一庫ダムに到着。無事にトイレで放尿。

※写っている道自体がダム本体上の道。どうせならダム本体の写真を撮った方が良かったのだけれど、ダム本体を撮るには、ここからけっこう離れないといけなかったので今回はパスした。

 その後ここまで来たのなら余野コンにも立ち寄ろうと思い、ルートを変更。

 午後12時20分頃に余野コンに到着。ここにもたくさんのバイクがとまっていたが予想よりは少なかった。考えてみれば今がちょうど真昼間。皆まだまだあっちこっちを走り回っているのだろう。

 そこからいつもの道を通り、途中で行きつけのガソリンスタンドに立ち寄って給油した後自宅に向かった。


 本日の走行距離は約175Km。先月に福井県の高浜町辺りに行った際が約215Km(だったかな?)だったので今回はそれに比べると若干距離が短かった。

 自宅に戻ってから思ったが、プチツーならともかく、それなりの距離を走るつもりであれば事前の準備がやはり重要だ。(当たり前と言えば当たり前である。)今回は前日にあわてて行先を検討して決めたから色々な面で余裕もなかった。無理な走行はしていないが、今後は安全面や体力面のことも考慮して事前の計画をしっかり立てるべきであろう。おそらく次にそこそこの距離を走るツーリングを実施するのはゴールデンウィーク辺りになるだろう。候補としては「アワイチ」か「ビワイチ」で、どちらかを実行する公算が高い。だから今のうちから検討を開始せねばと痛感した次第。

 自宅に戻ってすぐに後片付け。レブルが若干汚れたので雑巾で軽く水洗い。

 ちなみに先日買ったジーパンタイプのライダーパンツは「まあこんな程度だろう」という結果。これは物自体のレベルもあるのだが、それとは別に私の体型、及び私の体型とレブルの乗車位置関係による影響が大きい。詳細は割愛するがレブルのシート高は69cmで他の同クラスのバイクに較べると圧倒的に低い(それゆえ小柄な女性ライダーにも人気がある。)のだが、身長約179Cm、股下約84㎝の私がレブルに跨ると折り曲げた足の膝の位置が股関節のそれよりも高くなる。その状態で乗り続けているとライダーパンツの股下部がちょっとずつ上がってきて、見た目がまるで短いズボンを穿いているようになる。(美化していうならサブリナを穿いているような感じである。)膝に仕込んでいるプロテクターも気が付けば膝よりも上の部分を覆うような位置になってしまうのだ。だから私は信号で停まる度に腰を上げてライダーパンツを引き下げねばならない。おそらくもっと高価な有名メーカーものであれば、こういうことが少しは解消されるのであろうが、そんな高価なものはやっぱり買えないのでこれで何とかやっていくしかない。

 そんなこんなでとりあえずは快晴の下を走ることができた。次も楽しみである。

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