天使の羽根??
■最近やたらと目にするものがある。目覚めた時、寝入る時、トイレに入った時、車に乗った時、電車に乗った時、バイクに跨った時、etc.etc.、とにかくやたらと目につくのである。
それは何かというと、「埃」のような、いや凝視すると「小さな羽毛」のような、とにかくそんなものが、やたら私の周りをユラユラと浮遊しているのである。
それはいったいいつ頃からかというと、はっきりとは覚えていないのだが、少なくとも今年の2月の終わりか3月のはじめ辺りには自分で認識し始めていたので、その辺りだと思うのだが、正直言ってとてもウザい。気が付けばそういうものが目の前をユラユラと浮遊しているのだ。そして「ウザいなぁ」と思って手で振り払うのだが、そうすると更にユラユラと浮遊し私に付きまとう。何度も手で掴んでやろうと思うのだが、ご察しのとおりこういった物は掴めそうで掴めない。手の中に入ったと思うとそこからスルりと抜けて上昇し、私の頭の上でまたユラユラと浮遊する。で、最後はもう面倒くさくなって無視し放っておくのだが、それでやっと自分の視界から消えてくれる。
まことにうっとおしい。前まではこんなのが目につくことはなかった。おそらくは埃の類であろうから自分の周りを浮遊していることなんて日常茶飯事のことなのだ。なのに今頃になってどうしてこうも目に付き、更に自分自身も気にしてしまうのか?
それでずっと考えていたのだが、結論として二つを導き出した。
◆その1:
何でもない。単に暖かくなって花粉を含めて家の中にたくさんの埃が飛び回っているってこと。その中にダウンジャケットやら羽毛布団の小さな羽毛も含まれていて、それが他の埃とかよりも軽くて余計にユラユラ浮遊しまくっていて、それが殊更目についただけ。
◆その2;
ユラユラと浮遊しまくっているのは埃なんかじゃなくて小さな羽根。そしてそれは鳥のものではなくて実は天使の羽根。つまり(「フランダースの犬」のラストの如く)もうすぐあっちに連れ去られることになっていて、あの世からのそのお迎えの使者がやって来ていて、私の周りを飛びまくっているということ。年齢や体調を考えると、あり得ないことでもない。
結局「その2」は「メルヘンやのう……」と思いつつも、あまりにも馬鹿げたアホらしい話で「こんなジジイに天使が舞い降りてくるわけねぇじゃん!」と自分で一蹴。とどのつまりは埃がいっぱい飛んでいるので、もっと念入りに掃除機掛けをしろってことであろう。
しかし掃除機掛けは土日は私がやっているし、平日でも連れ合いが休みの日はやっているのだけれどなぁ……。それでもあれだけ目につくっていうのは……?
コメント
コメントを投稿