久しぶりにワークマンへ
■6月1日土曜日に久しぶりにワークマンに赴いた。
もうすぐ梅雨だ。梅雨に入ると雨天が増える。雨の日にバイクに乗る気はないが梅雨の時期だけでなく真夏であっても、さっきまで快晴だったのに、いきなり大雨が降った」ということが珍しくない時代だから、いい加減にバイク用のレインウェアを買わねばと思っていた。もう6月に入ったのだから言っている間に梅雨入りするだろう。だから今のうちに手に入れておかねばならない。
そして更に付け加えるとすると夏用のライダーズパンツも必要だ。先々月だったかに春秋用のライダーズパンツを購入して今はそれを穿いているのだが、それも基本はジーパンなので真夏にはキツかろう。昨年の8月に経験したが普通のジーパンを履いてアドレスで奥琵琶湖に行った際、行きは早朝だったから特に問題なかったが、帰りの炎天下は本当に暑くて42そうだった。どれだけ快走しても(上はメッシュジャケットだったから風が通って涼しかったものの)普通のジーパンはあまり風を通さないから、その上に容赦なく照り付ける日光によって表面温度は「暑い」どころか冗談抜きで「熱い」レベルにまで達し、更にはジーパンの内側に籠る熱量も半端ない状態になった。特に渋滞中はシャレにならない、いや本当に熱中症になっても全然おかしくない状況だった。
おそらく今年の夏も昨年と変わらないくらいの酷暑になることが予想される。そしてそれでもやはり自分はまたきっとあちこち走りに行くだろう。そのほとんどが早朝ツーリングになるとは思うが、それでも帰りの時間帯は真夏の炎天下になるだろうから、やはり夏用のメッシュのパンツは必須なのである。
ということで前述したとおり6月1日土曜日にレブルを走らせてワークマンへと赴いた。そして店内を物色し目的としていた前述の2点を購入した。
◆まずはレインウェア。
「3レイヤーレインスーツ バイカーズ」という商品。
耐水圧:20,000 透湿:2,000
価格は何と税込み5,800円。ワークマンの商品としてはおそらく価格が最も高い部類。そこらに売っている普通のレインウェアと比べてもやっぱり高い。しかし雨天の下をバイクで走る際に着用することを考えると、やはりそれなりのレインウェアでなければダメだ。その必要性を私は過去に身を持って経験している。
その一つは高校時代の自転車通学だ。3年間片道約7Km、往復約14Kmの起伏に富んだ田舎道を自転車を漕いで通い続けた。雨が降ったら(雪が降っても)合羽を着用して自転車を漕ぎ続けた。当時は安物の合羽だったから朝にけっこうな雨が降ったりすると学校に着いた頃にはけっこうビショビショになったものだった。しかし高価なレインウェアを着用していた同級生たちは涼しい顔で校舎に向かっていた。自分ももっとましな合羽が欲しいと思ったが合理性なんかよりも「根性」だの「精神」といったものが最優先された時代には考えるだけ無駄な欲求であった。(ちなみに当時私が乗っていた自転車はブリヂストンのユーラシアというスポーツサイクリング車だったが、同級生の多くは同じくブリヂストンのロードマンというスポーツサイクリング車だった。あの頃は電動自転車なんてものはなかったから、そういったサイクリング車でないと高低差の激しい山間の田舎道を走るのはけっこうしんどいものだった。もちろん中にはママチャリに乗っている奴もいた。特に女子はほとんどがママチャリ系だったと記憶しているから今にして思うと自転車通学をしていた女子は皆かなりタフな女子高生だった。)
二つ目は初めて中型バイクでロングツーリングに行った際のこと。当時横浜に住んでいた私は8月後半の連休を利用して当時勤めていた会社の同僚たちと東北方面へロングツーリングに行ったのだが、確か山形県に入った頃に、それまで快晴であった天気がいきなり急変し今で言うところの「ゲリラ豪雨」のような雨に見舞われた(後で知ったのだが、この日他の地域でも雨が降ったのだが私が走っていた地域がこの日、日本で一番激しく雨が降った場所だった。)それで皆レインウェアを着用したのだが、バイク用でない普通のレインウェアだった私は一時間もしないうちに雨水が中に入り込み始め、結局首から下がビショビショになった。当時着ていた革ジャンもビショビショに濡れてしまって型崩れした。しかしバイク用のそれなりのレインウェアを着用していた同僚は靴は濡れてしまったものの他はまったく大丈夫だった。見た目は同じようなレインウェアであったがその効果には雲泥の差があった。その時やはりきちんとしたレインウェアでないとだめだと痛感した。
そういうわけで買うのならバイク用のものと決めていた私は、できればバイク用品メーカーのレインウェアを買いたかったのだが、昔とは違って自分の稼ぎを自分の自由にできる身分ではなく、個人的に万単位の値段のするものを購入する経済的余裕もないためどう足掻いても手が出ない。
そこでワークマンである。
今回購入したものであれば何とか手が出せた。性能としてはやはり「完璧」とは言い難くYOUTUBEの動画の中には性能的にクエスチョンを呈してるものもあるが、個人的にこれが私の手が出せるMAX。これで濡れたら「それもツーリング」と思うしかなかろう。ただやはりそれなりに性能はありそうなので全くの無装備で走るよりはいいだろうし、そもそもそれなりのレインウェアを所持しているということは雨に対する精神的な不安を軽減してくれると思えるからやはり買って良かったと思える。あとは耐久性かな? できれば10年もってくれたら言うことないのだけれど。
◆次に夏用のライダーズパンツ。
「CORDURA EURO ライダース メッシュパンツ F.LEATHER ブラック」
夏用なのにブラック?
そう思った方がいらっしゃるだろう。自分でもそう思った。できれば薄いインディゴブルーのものがあれば、それを購入するつもりでいたのだが結果としては「ワークマンにてブラックのライダーズ用メッシュパンツを買った」のである。ではなぜ(夏用なのに)ブラックを買った?
ブラックにしたのにはそれなりに理由というか事情がある。
以下は理由、と言うか事情。
・2024年モデルの色のラインナップは、カーキ・ホワイト・ブラックの3種類しか発売されていなかった。(昨年まではブルー系が発売されていたのに今年は外れていた。)
・サイズは基本はM・L・LLでブラックのみ3Lが売られていた。
・試着したところブラックの3Lは腹回りが少々でかかった。他も試着し私にはLLサイズが丁度と判明。
・ホワイトとブラックのLLの股下は83cmなのにカーキのLLは何故か80cmしかなかった。私にとっては股下83cmでチョンチョンなので、これは短過ぎるため不可。
よって選択肢としてはホワイトのLLかブラックのLLの二つしかなかった。
再度実際に試着して較べてみた。サイズはもう自分にはこの製品に関してはLLが最適であることはわかっているので残りは見た目、つまり「自分にとってどっちが似合うか」である。
まずはホワイト。ホワイトは、実は「ホワイト」と言っても全体がホワイトというわけではなく前面の半ズボンにあたる部分のみが白色で残りはメッシュ部分も含めて全部黒色だ。試着して鏡に映る自分をみたら、どうもパンツの色合いがダサく見えて仕方なく即行でパス。ということはもう残るはブラックしかないので、それが気に入らなかったらこれまでの所作はすべて無駄になるのだが、幸いなことに、と言うか全面的に黒色というオーソドックスな色合いなので見た目は特に問題なし。そういうことで結局ブラックとなった。
「しかしブラックはやっぱり暑いんちゃうやろか……」
もちろんそう思った。普通に真夏の服を買う場合、この歳になるとやはり黒は選ばないだろう。もし水色系があったら(サイズが合えば)間違いなくそれを買っていただろう。しかしそんな色はない。他メーカーにはそれがあるだろうが値段は3900円では収まらない。(おそらくは倍くらいになるだろう。)ただでさえ経済的余裕がないのに今回はレインウェアに少々お金を回したものだからパンツの予算は3900円までが絶対である、というかもうそれ以上の予算はないのであった。
以上、そういうことでもうブラックを購入するしかなかった。黒なので真夏の太陽熱の吸収は覚悟せねばならないだろう。しかしメッシュであるからして耐えられないことはなかろう。それに普通に走っている分にはおそらく大した問題ではないと思える。(実際は真夏に穿いてみないとわからないだろうから、その時に懸けてみるしかなかろう。)問題は渋滞時であろう。まあしかしそれも試してみないことには何とも言えんだろう。それに酷暑レベルになったら黒であろうが水色系であろうがもうほぼ関係ないんじゃないのって思うし……。
そんなこんなで今回約一万円という大金を投じてレインウェアと夏用のメッシュパンツを購入した。おそらく今後のロンツーで使うことになるだろうから使用感についてはまたその際に書こうと思う。
コメント
コメントを投稿