備忘録 7月6日(土)~7月7日(日)

■7月6日(土)

 午前4時45分に起床。こんなに早くに起床したのは早朝ツーリングに行くためである。

 これは前夜に急に思い立った。この土日とも40℃に迫る酷暑になると各種ニュースが告げていて、これは日中に走ることは、やはり避けた方が良かろう、では夕方にするか、と考えもしたが夕方でもおそらく気温は30℃を下回らないだろうから走るとしたら早朝の方が良いという結論に達した。それでどこに行こうかと考えたのだが、とりあえず日本海の舞鶴に向かうことにした。ただ体調のこともあるので起きた時点で体調が悪ければ無理をしない、いや「そもそも起きれなかったら中止する」と決めて昨夜就寝した。

 前述したとおり午前4時45分に起床した。体調は普通。やはり仕事の日と違って精神的に全然楽だ。

 連れ合いを起こさないように静かに部屋を出て、これまた静かに準備する。そして午前5時15分頃に自宅を出た。


 天気は快晴。

 素晴らしいほどに快晴。


 外気温はまだ30℃には至っていない。今回の服装は上は速乾の長袖シャツの類の上にこれまた半袖の速乾シャツ、そしてフルメッシュジャケット。そして下もメッシュパンツである。3枚も着ていたら暑いのではないかと思われそうだが山間の道はこういう日でも早朝はけっこう涼しい。更にバイクでワインディングロードを走ると風はまだ冷たく感じる。特に峠越えの際なんかはあまりに薄着だと(信じてもらえないかも知れないが)「寒い」と思えるくらいで場合によっては更にもう一枚羽織るくらいが丁度良かったりする。それに暑ければ脱げば良いのだ。

 ルートは前回と同じように、まずは国道173号線を目指した。そしてそのまま国道173号線を北上。いつもなら一庫ダム辺りからローソン篠山安田店までの区間は「ここは高速道路か!?」と思えるくらいスピードを出して走る車が多くて、のんびり走りたい私は少々距離が増えても他の道で迂回することが多いのだが、今回は時間が経つにつれ気温が上がるであろうことを考えると、あまりチンタラ走っていられないので、そのまま国道173号線を走ることにしたのであった。ただ早朝ということで交通量はやはり激少。メチャクチャスピードを出して走る車もほとんどなし。それゆえ自分のペースでレブルを走らせていたが、やはり早い車がゼロというわけではないので、そういう車がバックミラーに見えたらすぐに先に行かせるようにした。

 午前6時30分頃に「道の駅 瑞穂の里・さらびき」に到着。

 山の上の方を走っていた際に時たま現れた気温計には「26℃」の表示があったが、この時点でもう30℃くらいにまで上がっていたのではなかろうか。走っている際にはなかった暑さをジワジワと感じた。

 次の目的地は舞鶴レンガパーク辺り。GoogleMapによると、ここから約1時間15分と出ていたが、現実的にはこの1.5倍を想定するので1時間30分から1時間45分。更には交通量も増えるだろうから、やはり2時間以上かかるものと覚悟すべきだろうと思った。

 さて、どうしようかと思った。予定では舞鶴レンガパークに立ち寄って、そこから更に舞鶴クレインブリッジを走って舞鶴親海公園まで行くつもりでいた。時間ならまだたっぷりある。そこまで行って何だかんだやっても夕方までには自宅に戻ることができるだろう。しかし問題はこの「酷暑」だ。

 昨年の今頃同じように朝5時過ぎにアドレス(125ccスクーター)に乗って約5時間ほどかけて奥琵琶湖辺りまで行ったのだが、その際も気温が午前10時半の時点で35℃以上となり、その猛暑の中を6時間ほどかけて帰ったのだが、その記憶が頭を過った。猛暑の日の往復10時間超のツーリングはけっこうこたえたのであった。

 行きはまだ良い。しかし帰りはどうか? 

 今日はおそらくはその時以上の気温となるだろう。今はまだ交通量は少ないが舞鶴に近づくにつれ増えるだろうし舞鶴市内に入れば間違いなく朝の渋滞にも遭遇する。GoogleMap上ではすんなり着くような感じでも現実がその通りにならなかったことを過去に何度も経験しているからして何も考えることなくそのまま北に向かう気にはなれなかった。

 夏の早朝ツーリングはとても気持ちが良い。しかし夏の真昼間の酷暑下のツーリングはまさにその対極のものであることを私は知っている。そして悲しいことに自分の体がそれに耐えられるかどうかを心配しなければならない身の上でもある。「40℃に迫る暑さです。不要不急の外出は避けましょう」と言われている猛暑の中をソロで走り続けて目的地に着いたはいいものの、その帰り道の途中で酷暑でダウンでもしたら……。

 色々な思いが頭を駆け巡り、とどのつまりは舞鶴行きは今日は(いや、今日もか……)断念。

 一昔前の自分なら「そもそもソロでツーリングするっていうのはそれ相応のリスクを覚悟した上やないか!」とか「何を行けない理由ばっかり探してんねん!」っていう感じで意地でも目的地まで行こうとしたものであったが、今の私は情けないことに「根性なしのジジイライダー」なのであった。

 そういうことで予定を変更して、そこから「道の駅 スプリングスひよし」へ、そして更に余野コンへと向かったのだが、余野コンに着いた午前8時半頃の時点で気温は既に30℃を超えていた。山間部にある余野コンでこの気温だ。街中は更に高気温だろう。舞鶴も市街地であるから間違いなく酷暑状態になっているだろう。そんなところで真昼間に渋滞に巻き込まれたりしたらどうなっていただろう。考えれば考えるほど今日は「根性なしのジジイライダー」で正解だったと思った。

 午前10時過ぎに無事に自宅に戻ったが、バイクを止めるなり大量の発汗。この時気温は33℃。まだ梅雨が明けてもいないのになぁ。

 午前11時前に連れ合いが某ファストファッション店に行くというので同行。もちろん車である。

 某ファストファッション店で何かいいものがあったら買ってもらおうと思っていたが、相変わらずこの会社が作る服には自分好みのものが超少ない。結局私は何も買わず。その後ついでに夕食の買物。

 午後12半頃に自宅に戻る途中にある「王将」に立ち寄って昼食を食らう。私は久しぶりにチャンポン麺を、連れ合いは焼きそばを頂いた。もちろん焼き餃子も頂いた。

 午後1時半に自宅に戻る。

 外は天気予報どおりの酷暑。「今日は『根性なしジジイライダー』で大正解だった」と改めて思った。

 その後エアコンを稼働して居間で休憩。この炎天下では何もする気が起こらず。家の中のエアコンのない部屋の気温は33℃。よってエアコンの効いた居間でおとなしく過ごすことにしたのだが、やはり家でじっとしていても退屈だったので某カ所(どこであるかは想像にお任せする)に出かけたのだが、結局痛い思いをしただけであった。

 夕食は枝豆、冷奴、天津丼。

 その後テレビ番組をボーッと眺めていたら、いつの間にか居眠りしていた。

 午後9時過ぎに風呂。その後もテレビ番組をボーッと眺める。

 午後11時前に就寝するつもりで寝床に行ったが寝床の気温は何とまだ33.5℃。たまらずクーラーを起動して一旦居間に戻った。約15分後に再び寝床へ。ほど良くクーラーが効いていた。しかし気温計を見ると30℃。いつもなら間違いなく暑くて眠れない気温なのだが、それを「涼しい」と感じるっていうのは「今日がどれくらい酷暑であったかということか」、と改めて思った。

(ちなみにこの日の舞鶴辺りの最高気温は38℃だったとか……。百葉箱の中でそんな高温なのだから実際は軽く40℃を超えていたのではないかと思われる。ほんとに今日は「根性なしジジイライダー」で正解であった。)


■7月7日(日)

 午前8時半頃に起床。寝床の時計に表示されていた気温は24.5℃。一晩中クーラーを動かしていたからだ。しかし寝床を出ると一瞬で「ムワ~ッ」とした暑さに襲われた。天気予報によると今日も40℃に迫る酷暑が予想されるとのこと。よって今日は家で大人しくしていようと思った。

 朝食後にいつもの掃除機掛け等の家用を行ったが、それだけでも大汗をかいた。気温は既に30℃を超えていた。

 その後連れ合いが買物に出かけている間に連れ合いとの共用ノートPCにてメールチェックとメンテ等を行ったが、この時点ではまだ扇風機をかけて暑さを凌いだ。

 午後12時頃に連れ合いが戻ってきたタイミングで居間のエアコンを稼働。

 昼食は冷やしつけ麺。

 その後、外はやはり猛暑なので居間にて書きもの等をしていたら午後3時頃に急に眠気に襲われ、そのままソファで気を失った。しかし1時間も経たないうちに目が覚めた。少しは気温が下がっただろうかと思って外に出てみたが全然猛暑のまま。このまま家にずっと居て1日が、しかも休日の1日が過ぎてしまうのがとても嫌で、そこそこの暑さくらいならバイクに乗ろうかと思ったのだが、その気持ちが萎えてしまうくらい暑くて、それは夕方になっても変わらなかった。

 夕食は、お好み焼き。

 その後、バイク(レブル)の任意保険の継続の件の検討の続きを行う。昨年の8月にチューリッヒのバイク保険に入り今年も継続契約しようと思っていたのだが見積もりの金額を見てびっくり。2年目で無事故無違反で等級が上がるから少しは安くなるのかと思っていたら1万5千円も高くなっていた。新規契約時のネット割引がなくなったこともあるのだろうが、こんなに高いとは予想だにしていなかった。それで(対人対物保障はどちらも無制限のままで)補償内容を下げて保険料を下げようかと思ったのだが、他のバイク保険だとどうなのかと思って見積もってみたら、アクサダイレクトだと今とほぼ同じ補償内容で昨年分の保険料とほぼ変わらないことが判明。盗難保険もできれば今のまま継続したくて、その費用を捻出せねばならないことを考えると、高い保険料を払ってわざわざチューリッヒを継続する選択はない。ここはもうアクサダイレクトでほぼ決定。ただ今の保険の満期が8月半ばなので、それまでに手続きしようと思う。

 そう言えばJAFも確か今月が契約更新月だ。しかしこちらの費用は家計から出すので私の懐は痛くはならない。クレジットカードで自動更新にしているから、おそらくそのうちクレジットカード会社から通知が来るだろう。

 その後テレビの番組をボーッと眺めたりYOUTUBEで動画を観たり。

 午後9時過ぎに軽くギターを弾いた。でも全然ダメね。指はやっぱり痛いしハイコードばっかり駆使したらすぐに腕の筋肉が痛くなったりで、まともに一曲弾けない状態。じゃあエレキを弾いてみようかと思い手に取って弾いてみたが、やっぱり腕の筋肉が持たなくてダメ。握力の持続力も激低下している。それゆえ弾けば弾くほど嫌になっていく。そして最近頭にある思いがよく過る。

「こんなに急に筋肉の衰えがはっきり出るようになったのは、まさか自分も実母と同じ難病を発症しているのではないだろうな……」

 その病気は遺伝する類の病気ではない。だが確か実母が発症したのは60代。自分もその年代。可能性はゼロではない。

 何だか全然弾く気が失せてしまったので、30分も経たず終了。

 午後9時半頃に風呂に入る。その後またテレビの番組をボーッと眺めたりYOUTUBEで動画を観たり。

 午後11時半頃に就寝。

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