備忘録 8月13日(火) その1

■8月13日(火)

 午前5時40分頃に起床。朝食を食らった後、諸々準備をし、午前6時10分頃に車で自宅を出発。墓参りに行く。

 途中でコンビニに立ち寄り、お供えとして500ml缶ビール一本と和菓子を購入。

 午前6時40分頃に霊園に到着。霊園と言ってもそんなに大きい所ではない。田舎の寺の周囲に造成された墓地である。

 今日は自分が一番乗りかと思っていたが既に来園している人がいた。

 まだ早朝だからか気温は車内にある外気温計では26℃と表示されていた。しかし実際に外に出てみるともう既に暑い。特に雲の切れ間から太陽が顔を出すと、その光がジリジリと体に射し込んでくるのがわかる。既に30℃くらいにまで達しているのではないのかというのが体感だ。

 まずは掃除だ。しかしその前に墓石の両隣の植木の剪定。今年の3月末に来て以来だから例によって植木がけっこう繁っていた。まあこれはいつもの想定内のことなので持参した大きめの植木ばさみでジョキジョキと剪定。そして刈った枝葉を片付けた。

 次に墓石の掃除。これは普通にスポンジで上から下まで全体を水洗いである。洗剤の類は一切使わない。定期的に墓参りに来ていて、その度に掃除をしていることもあって、そんなに汚れてはいないので、それで十分なのである。

 掃除が終わると持参した花を飾り、線香に火をつける。そしてお供えとして買った缶ビールの蓋をあけて持参したプラスチックのコップ二つにビールを注いで供え、更に和菓子も供えた。以前は更に火をつけた煙草も供えたのだが数年前に自分が煙草をやめてしまったので、それはなくなった。

 さて合掌である。昔は色々お願い事などを念じていたりしたが、故人たちは仏さんになりはしたものの神様になったわけではないのだから、故人にお願いをしたところでそれが叶うことはないと悟ってからは、お墓参りの本来の目的である「故人たちへの供養」ということで般若心経を唱えるようにしている。

 その後証拠として綺麗になったお墓の写真を撮り、それを添えてLINEにて実父と実姉にお墓参り完了の報告をした。


 それにしても暑い。まだ午前7時半過ぎなのに汗がダラダラ流れる。都会ではない山間のド田舎の霊園でこの暑さだ。都心辺りだともっと暑くなっているのではなかろうか。それを思ってかやはりこの時刻から相応の人たちが墓参りにやってきていた。寺の住職もあちこちに顔を出していた。おそらく熱中症のことを気にされているのだろう。私にも「暑いですねぇ」とお声がけ頂き、私も挨拶程度に返事をした。

 線香がほどよく燃えた頃合いを見て帰り準備を始めた。コップに注いだビールを所定の場所に捨て、和菓子はおさがりとして持ち帰る。今やどこの霊園もそうだと思うがお供えをそのままにして帰ることはできない。基本的に捨てるか持ち帰るかだ。そのままにしていたらカラスなどに荒らされるからだ。

 線香の火を消し、その辺りを再度水できれいに洗い流した。そして花を墓石側に向けてもう一度手を合わせた。これにて今回のお墓参りは完全完了である。

 帰る際に本堂辺りに立ち寄り、そこにあるいくつかの仏像に向かって手を合わせる。これはここに来た際のお決まりごと。私は厳密には仏教徒ではない。というか無宗教である。しかし何かに祈りを捧げることについては否定しない。よく祈りを捧げることは宗教的行為だと言う人がいるが、そんな奴は阿保か馬鹿である。そもそも祈りを捧げる気持ちや行為は宗教とは何の関係もない。それは人間の単なる自然な気持ちの一つに過ぎないのだ。それを宗教関係者、もしくはアンチ宗教の人間たちが勝手にそう決めつけているだけだ。神が存在するのかどうか、そんなことはわからないし自分にとってはどうでもよい。「神と称されるものに、そもそも宗教じみたものなんてなかったんじゃないの? 何千年も前の人間が勝手にあれこれ放言したことに今も縛られているだけじゃないの?」である。

 午前8時10分頃に自宅に戻る。

 その後いつもの掃除機掛け等の家用を行う。

 午前10時頃になって急に眠たくなってきた。昨日は一日連れ合いの実家関係のことで出かけていて、翌日の今日は早朝墓参り。ちょっとあれこれ体を動かし過ぎたのかも知れない。連れ合いからも「ちょっと横になったら?」と言われたので、布団で少々睡眠を取った。そして気がついたら午後12時半であったのだがエアコンを稼働させずに扇風機を回すだけで寝ていたので汗だくになっていた。下手したら熱中症になるところだった。居間に行くと既にエアコンが稼働していた。熱中症になって極楽に行くのは嫌だが、こういう極楽はいつでもオッケーである。

 昼食は連れ合いが買ってきたパン類とアイスコーヒー。

 その後書きものなど。

 時折YOUTUBEで動画を観る。動画と言ってもバイク系ではなく、この時期の風物詩である「阿波踊り」の動画である。実は私の親は徳島の出だ。それゆえ私が小さかった頃は夏になると徳島に帰省し、時に鳴門市か徳島市で催される「阿波踊り」を見物に行ったりしたものだった。と言っても最後に行ったのが小学校の低学年だった頃かそれよりも前で、記憶としては今となっては非常におぼろげなものしか残っていない。しかしそれでも今でもあのお囃子(ぞめき)を聞くと何とも言えない高揚感が湧いてくる。これはもう良くも悪くも幼い頃に刷り込まれたものであって消えることはないものである。できればあの世に行くまでにもう一度生で観たい。やはり何でもそうだと思うがテレビで観るのと実際に生で観るのとでは熱気や迫力が全然違うのだ。しかしもう親の田舎も代替わりしてほぼ縁がない状態になってしまったし、仮にそれでも行くとしても日程やら宿やら費用やらを考えるとなかなか難しいものと思う。

 午後5時頃、庭の水やり。

 夕食は昨日ちょっとカロリー摂取が多めであったため本日は冷麺とした。

 その後テレビの番組やらYOUTUBEの動画を眺める。

 午後9時半頃に風呂に入る。

「備忘録 8月13日(火) その2」に続く。

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