今頃夏休み その1
■10月20日(金)に夏休みを取った。通常はお盆の時期が夏季休暇の取得期間であるが、今年は諸事情により、この時期となった。
諸事情……。今年の8月に娘夫婦が長野市に移住した。詳細は割愛するがなぜ娘夫婦が長野市に移住したかと言うと、娘も娘の旦那にとっても長野は縁もゆかりもない土地なのであるが(諸事情の一部になるが)冬にスノボによく行く二人なので、その観点だとそれにバッチリ適合していたからになる。(まあ、それは後から付けたような事情であって、主たる事情はもっと違う理由なのであるが……。)
最初に聞いた時はちょっとびっくりしたが私自身は娘夫婦が二人で決めたことにあれこれ口出しするつもりは毛頭なかったので快く送り出したのだが、やはり親としては(特に連れ合いは)娘のことが心配だったので、せめてどんなところに住んでいるのか一度くらいは様子を見に行こう、それでついでに長野の観光もちょっとしようか、ということになり、移住したての時期は色々バタバタするであろうから、それが落ち着いた10月くらいに行こうということで話がまとまり、それで10月20日に私が夏休みを取って車で長野に移動し、そのまま土日も含めて娘夫婦二人と連れ合いと私の四人で長野の観光地を回ることになった。
◆10月20日(金) 一日目
午前4時に起床。大方の準備は前夜に済ませていたので、それを車に積み込んだりした後、午前5時過ぎに自宅を出発した。もうすっかり秋になったので、まだ陽は昇っておらず辺りはまだ真っ暗だ。
新名神の某ICから高速にのり、名神、中央道、長野道を通るルートで長野ICへと向かう。途中(詳しい時刻は覚えていないので割愛するが)で養老SA、恵那峡SA、辰野PA、そして姨捨SAに立ち寄り、午前11時過ぎに無事に長野ICに到着。所要時間は約6時間。平日であったからか、更に時間帯も良かったのか、まったくと言っていいくらい渋滞はなかった。この老体に長時間の運転は(久々ということもあって)少々きついかなと不安に思っていて最悪は連れ合いに運転を変わってもらわねばならないかなとも思っていたが、ほぼ平気で一人で運転しきった。もちろん飛ばすような運転はせず、余裕をもってゆっくりめの運転をしたのだけれど、まだまだ全然大丈夫だった。もうすぐ丸11年を迎える我が家の愛車フィットも、「エンジン大丈夫かなぁ?」とか「バッテリー持つかなぁ?」等々いくつか不安要素があったのだけれど普通に走ってくれた。やはり新品タイヤに交換しておいたのは正解だったみたいで足周りに不安を感じることはなかった。(ただエンジンから時折「シャカシャカ」というような音が聞こえて若干気にしつつも「大丈夫だろう」と勝手に思い込み走り続けたのだが、それが後にトラブルの種になりかけてしまうことを、この時は知る由もなかった。)
姨捨SAにて。
眼下に広がるのは善光寺平(長野市街を中心とする南北40Kmほどの細長い内陸盆地のことを言う)。そして北信五岳(戸隠連峰、妙高山、黒姫山 、飯縄山、斑尾山)。
この日の走行距離は約450Kmであったのだが満タンに給油して、その距離を走ってもガソリンはまだ1/3近く残っていた。そのため長野に着いてからもすぐには給油せず。おそらく帰る際に給油するので、その時には燃費がどれくらいであるかわかるだろう。予測としてはなかりの高燃費が期待できるのではなかろうか。
長野ICにて高速を降りた後、娘夫婦宅に向かう。しかし車のナビとGoogleMapの指示が異なったこと、更には娘に電話をして道を聞いている連れ合いの不手際もあってけっこう迷ってしまって余計な時間を食ってしまい、結局午後12時過ぎにようやく娘夫婦宅に辿り着くことができた。
しかし、それで娘夫婦宅でゆっくり寛いだかというと実はそうではなく、午後12時半に長野駅近辺の店で連れ合いの長野在住の古くからの友人と会うことになっていたので、皆ですぐにその店に向かった。
午後12半頃に長野駅近くにある飲食店にて連れ合いの古くからの友人と会う。連れ合いはこの古くからの友人とずっと連絡を取り合ってはいたものの実際に会うのは二十数年ぶりということだった。
私及び娘夫婦も同席してお昼ご飯を頂きながら長野のこと等をあれこれ話す。この連れ合いの古くからの友人は市町村は違うが同じ長野県内の某有名温泉地で旅館を経営している、いわゆる「女将さん」なのであるが、これから長野で暮らす娘夫婦のことをけっこう気にかけてくださった。きっとこれから良いお付き合いができそうに思えた。
午後4時過ぎに連れ合いの古くからの友人は用事のため埼玉に行かねばならなかったので長野駅でまたの再会を約束してお別れ。
その後私と連れ合いは今夜の宿泊先にとりあえずチェックイン。
この日の宿泊先は「シャトレーゼホテル長野」というホテル。名前を聞いて気付かれた方もいるかと思うが、あの洋菓子の製造販売などで有名な「シャトレーゼ」が経営するホテルである。
詳細は割愛するが「シャトレーゼ」が経営しているということでチェックイン時には(時間によるが)ウェルカムサービス(だったかしら?)ということでシャトレーゼでよく見かけるケーキとドリンクの無料サービスがあった。またアイスクリームの無料提供というサービスもあった。建物内、そして部屋も(改装して間もないこともあってだろうが)綺麗でお値段もとてもリーズナブルだった。
午後5時過ぎに娘夫婦たちと共に夕食。駅前にある長野県の料理を扱っている居酒屋のような店に行き、午後7時前くらいまで飲み食いする。
その後娘夫婦は自分たちの家に戻り、私と連れ合いはホテルに戻る。
ホテルのテレビで阪神タイガースの日本シリーズ進出決定を見届けた後、ホテルの10Fにある展望浴場に行く。市内の夜景を見ながら風呂に入れるのかと思っていたが、窓ガラスは湯気で曇って(はたまた元々すりガラスなのか?)夜景はぼんやりと見える程度。風呂も普通の大きめの浴場であった。
午後11時頃に二人とも就寝。やはり疲れたのか、すぐに気を失った。
◆「今頃夏休み その2」に続く
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