備忘録 追記
■自宅の自分の机に向かって仕事をしていた。進捗が全然よろしくなく、かなり焦っていて、ほぼプチパニック状態。
その時、背後から誰かがやってきた。振り返るとそこには、異様に長いくせ毛のような髪の毛がだらりと垂れ下がった女性と思われる人間が立っていた。そして私にこう言った。
「マジでヤバイからちょっと手伝って」
確かそんな言葉だったと思う。
しかし、私は私で切羽詰まっていたから「悪いけど無理!」と言ってその人の頼みを断った。他人の手伝いをするような余裕は私にはまったくなかったからだ。それに「アナタ誰? どうして俺の家にいるの?」という疑念もあった。連れ合いの友達かと思いもしたが、連れ合いが私に何も言わずに他人を家に招き入れることなんて、ほぼない。ましてや仕事をしている部屋に入らすということだってあり得ない。いったいこの人は誰なのだろうと思った。しかし仕事に切羽詰まっていた私は、この現状を無視し「まずは仕事だ」と思って再び机上のPCに目を向けた。
その時だった。
「マジでヤバイのよ」
その女がそう言って私を後ろから羽交い絞めにし、ズルズルとどこかへ引きずっていこうとした。
私は突然起こったその出来事に吃驚して最初はなすがままになっていたが、ことの異常さに気づき、そこから必死に抵抗した。どこかわけのわからないところに引きずり込まれてしまうように思えたからだ。
「やめてくれ」
そう言おうとしたが声がなかなか出ない。そうしているうちにも羽交い絞めされたままの自分が引きずられてズルズルと後退していくのがわかった。もう恐怖しかなかった。
そしてやっとのことで叫んだ。
「でけへんゆうとるやろうがぁ!!!」
自分のその叫び声で目が覚めた。
既にお察しであったと思うが、これは昨夜見た夢である。
昨夜は疲れていたので備忘録にも書いたとおり午後10時過ぎには就寝した。布団に潜り込むとすぐに気を失って眠りの世界に入り込んだ。
ところが上記のような悪夢に襲われて自分の叫び声で目が覚めた。時計を見ると午前0時30分。
目覚めはもちろん最悪。気持ち悪さしか残っていない。今まで色々な悪夢にうなされてきたが、こんなに気持ち悪い悪夢は初めてだ。それに夢の中で実際に絶叫するという経験も初めてだった。寝言で乱暴な言い草をしたことは何度か記憶にあるが、ここまでのレベルは今回が初めてだった。
気を取り直してもう一度寝入ったのだが、そこからまた明け方までわけのわからない夢ばかりを見続け、プチうなされ続けて今朝を迎えた。
体調は最悪。精神も最悪。でも天気は快晴……。
こんな具合で今日まともに仕事ができるのであろうか。
もういい加減にしてくれないか、と天を睨んだ。
コメント
コメントを投稿